非公開文化財特別公開のうち紫式部と源氏物語ゆかりの地を訪ねて~
★蘆山寺「京の冬の旅」37年ぶりの公開です。
京都御所のほど近く、1000年の歴史を誇る蘆山寺は『源氏物語』の作者紫式部が育った邸宅と言われています。
江戸幕府の御用絵師・住吉廣尚筆「若紫」図
この場面は可愛らしい女の子を垣間見るところです。光源氏は将来自分の妻(紫の上)にしたいと思い幼い少女・若紫を引きとり育てました。
その父住吉廣行筆「絵合」の図(源氏物語第17帖 今風の絵と古風な絵との対決の場面)
その他与謝野晶子の自筆の和歌「源氏物語礼賛」や本堂前の白砂に州浜形の苔と桔梗のお花を配し『源氏物語』の世界を表現した優美な「源氏庭」などが公開されました。(桔梗のお花が咲く時期は6月~9月頃です。)
★東本願寺 渉成園(枳殻邸)(しょうせいえん(きこくてい))
渉成園は「京の冬の旅」51年ぶりの公開,
光源氏のモデルの一人と言われている源融(みなもとのとおる)ゆかりの名勝庭園。
★園林堂(おんりんどう)「京の冬の旅」初公開
ここは阿弥陀如来像を安置する持仏堂です。
棟方志功の肉筆の襖絵44面を拝観しました。
その後ランチへ
★京料理「ちもと」でお雛様拝見と雛御膳をいただきました。ちもとのお雛様はさる宮家のお雛様の予備に造られたものとのこと。さすが宮家、とても見事でした。ほんの一部ですが、しばし目の保養にご覧ください。
ネズミの横にネズミ捕りのかごが~~~!
お料理は伝統的な京料理。お味も優雅、次々と出される手の込んだものばかり。ひな祭りらしく美しく可愛らしい器にも見とれてしまいました。
今日一日は経験がないほど京を楽しみ、思い出となる素敵な日となりました。