11月3日1日だけの御開帳があま市でありました。
ところが、あま市は聞いたことがありません。調べてみると平成22年愛知県海部郡七宝町、美和町、甚目寺町が愛知県の平成の大合併で「あま市」となったそうです。最近都市名の変更が多くて住み慣れた愛知県内でもさっぱりわからなくなりました。
七宝町は「愛知七宝」で有名ですし、甚目寺は「甚目寺観音」でよく知られているところです。
《薬師瑠璃光如来について》
曹洞宗の延命寺(あま市坂牧)が所蔵する仏像「薬師瑠璃光如来」
像高 およそ70cm包み込むような穏やかな表情にもどこか威厳を漂わせるお姿。
秘仏は七世紀後半ごろに創建された延命寺の前身、清林寺の本尊でした。平安時代の武将源頼政が1156年に平氏討伐のため関東下向する折、目の病に罹り、本尊薬師如来に祈願したところ回復。その後も多くの人の病を治してきたことから秘仏として守られてきましたが、お姿を見ることは50年に1度しか叶いませんでした。今年は前の御開帳から33年目となりますが、ご住職の特別のはからいで「より多くの方に薬師様のお力をいただく機会を」と11月3日、1日だけの御開帳となりました。
【拝観について】
まずご焼香をして、その後、薬師瑠璃光如来の右手に結ばれた五色の紐に触れます。この紐に触れることで特別なご縁が生まれます。病気平癒・健康長寿・災難除去・安産祈願などの御利益があるといわれています。昭和に入ってからは「眼」に効くことから?ガン患者が治癒を願って参拝することが増えたそうです。
そこにまつられる仏像からは、古くから守られた人たちの思いが伝わってくるようでした。
嬉しいことに撮影は自由でしたが、内陣に入れなくて・・ピンボケ。