地方仏巡りその2 日輪寺御本尊「木造地蔵菩薩立像」にお会いしてきました~(^^♪

本来50年に一度開扉されるお地蔵様。秘仏なんです~!

26年の間ずっとお厨子に入っておられましたが、春日井市文化財の指定を受け、それを記念して拝観できることになりました。この後は24年後の御開帳です。

日輪寺は1660年創建なのですが、何しろ御本尊は50年間お目見えすることが出来ないからでしょうか、知る人ぞ知るという、こじんまりとした静かなお寺のようにお見受けしました。

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天台宗 日輪寺

御開帳期間は9月20日~26日迄の7日間。

良く晴れた真夏のような日差しの中、運の良いことを喜び出かけてきました。

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日輪寺本尊 地蔵菩薩立像

地蔵菩薩立像

像高95cm

平安時代末から鎌倉時代初期(12世紀末)の仏像と推測

ヒノキ  一木造

衣に截金 華やかな文様が一面にびっしり。麻の葉文、七宝文、菱形文、菊文、蓮華のお花など。お写真では細かい文様が見えないのが残念です。

お写真は撮影禁止でしたので、春日井市HPからお借りしてきました。

こちらでご用意くださった懐中電灯でじっくり拝観させていただき、拝観後ご住職の奥様らしきかたからお茶のおもてなしを受け、ご住職さんとお話しできました。

「日輪寺の地蔵菩薩様が華やかなお衣の中にも、足の動きがあって(少し右足を前に踏み出している)いつでも人々を救済に行けるように。
私たちの日々の暮らしが楽しく明るいものであっても、目の前に困っている人を見かけたら自分のできる行動を起こせるように、常に心がけたいものです」

そのご住職さんのお若いこと!24年後の御開帳の時に還暦を迎えられるそう。

ということは現在36歳~!お話もとてもお上手でもっとお聞きしたくなりました。「24年後を目指してお元気で」と見送っていただきました~。