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敬老の日にちなんで~
前回の日記ではアメリカ人の素敵な100年人生を取り上げました。
今回は日本人画家です~~~!私の大好きな日本画家・堀文子(ほり ふみこ)さんが2019年2月5日100歳でお亡くなりになりました。
今年は三回忌に当たります。それを記念して名都美術館では、所蔵作品の中から選りすぐりの作品や新しく収蔵したものを公開してくださいました。
名古屋近郊、長久手市杁ヶ池公園前駅近くの「名都美術館」はご存知でしょうか?
枯山水の素敵なお庭のある静かな佇まいの美術館です。
堀さんは28歳で結婚し40歳で夫を結核で亡くしました。それ以来お一人暮らしです。
「群れない」
「慣れない」
「頼らない」
がモットーだとおっしゃる気丈なかたです。
彼女の絵には決まった画風がありません。何故ならば「権威」、「画壇」、「形式」等が大嫌いで群れたくないからですし、いつも新しい表現方法に挑戦しているからなのです。
そして「私は渡りの鳥です。」と云い放ちます。「一所不住」がモットー。
生活に慣れてくると未知への世界が見えなくなると仰います。
40歳、夫の死後から3年間手探りで世界を放浪し、70歳でイタリアへ5年間移住、77歳で南米アメリカを旅し、80歳でペルーへ。
なんと81歳でブルーポピーと云うお花を見たい一心でヒマラヤに登っています。
恐るべき美しい女性画家なのです。
そのぶれないお人柄が多くのファンから愛されています。
めざせ!長寿です。敬老の日に最もふさわしいお一人でしょう!
そんな元気を頂けた美しい色彩の生き生きとした絵を拝見してきました。
チラシより昭和31年《海辺で遊ぶ人々の群像》
昭和44年《春》
昭和49年《牡丹》
平成6年《仔犬》
平成17年《クラゲの戦略》
平成23年《結実》
平成25年《名もなきものシリーズ 檜扇水仙》
スケッチ
① 《イタリーの壺》
② 《カニ》
③ 《ブルーポピー》