マリー・ローランサン(1883年~1956)の生誕140年記念展に行ってきました。
彼女は画家としてのみならず舞台美術、室内装飾、挿絵画家としても活躍しました。日本人では藤田嗣治などで有名なエコール・ド・パリ時代に活躍した女性です。
ローランサンは女らしい美をひたすら追求し、社交界の女性たちを繊細優美に描いた肖像画で一躍有名になりました。
第一次世界大戦後、女性の社会進出や都市に花開いた文化を背景に、短髪のヘアスタイルにシンプルなシルエットのドレスをまとった女性が街を闊歩しました。
ローランサンと同じ年に生まれたココ・シャネル(1883年~1971)がデザイナーとしてモダン・ファッションの世界に取り組んだのです。女性は堅苦しいコルセットやたくさんのフリルの付いたロングドレスから解放されました。女性服は大きく変化を遂げたのです。
シャネルは帽子のデザインも素晴らしい!!!
デイ・スーツ
今回は画家・ローランサンとデザイナー・シャネルの新たなモードが見事に融合した軌跡を見ることが出来るものでした。
会場最後にうっとりする美しいパリ・コレクションの映像が流れ、一度は着てみたい!と憧れました。